赤ピーマン:同じピーマンでも栄養は段違い!抗酸化作用が豊富な秘密はその色にあり。

スーパーに行くと、最近では緑だけでなく、黄色や赤など様々な色のピーマンが売られています。

通常は緑を手に取るところですが、おすすめは赤ピーマン。緑とどう違うのか、見ていきましょう。

赤ピーマンのアンチエイジング効果

そもそも赤ピーマンと緑ピーマンは同じ品種。ピーマンであることは何も変わりません。しかし、緑ピーマンは途中で収穫をされたもので、赤ピーマンはしっかりと熟したものなのです。

スポンサーリンク

aka

リンゴも赤くなる前の青リンゴなどが販売されていますよね。あれと同じなのです。

赤ピーマンと緑ピーマンの違いは日照時間。赤ピーマンのほうが多く太陽の光を浴びており、その分活性酸素に対抗する力が強くなるのです。

赤ピーマンと緑ピーマンの栄養を比べるとこの通り。

栄養素 赤ピーマン 緑ピーマン
ビタミンA 180μg 67μg 2.6倍
ビタミンC 170mg 76mg 2.2倍
ビタミンE 4.3mg 0.8mg 5.3倍
カロテン 1100μg 400μg 2.7倍

何と2倍から5倍もの栄養の差があるのです。

このビタミンA、C、Eそしてカロテンは、いずれも抗酸化物質。酸化する体と戦い、活性酸素を減らしてくれます。

活性酸素は、体中の細胞を傷つけ老化させる原因物質ですので、肌のしみやしわなどだけでなく、血液内の血栓を作ったり、脳や目の老化を進行するなど、様々な老化現象を引き起こすのです。

抗酸化作用のある食材を積極的に摂取しておきましょう。

熱に強い赤ピーマンのビタミンC

緑のピーマンよりも赤ピーマンのほうが栄養が高いことはわかりました。それでは、どのように摂取したらより栄養が損なわずに食べられるのでしょうか?

赤ピーマンは栄養素で豊富なビタミンC。ビタミンCは通常熱に弱いと言われますが、赤ピーマンに含まれるビタミンCは熱に強いといわれています。また、赤ピーマンに多い「カロテン」は脂溶性のビタミン。脂と相性が良いので、炒め物などに最適です。

生でも食べれるものなので、あまり火を通しすぎずさっと炒めるのがよいでしょう。

赤ピーマンのカプサンチンとは

赤ピーマンに含まれる「カプサンチン」は植物がもつ“色素”のこと。あの赤い色の元であるカプサンチンは、がん予防や動脈硬化、悪玉コレステロールによいといわれています。

実はカロテンよりも強力な抗酸化作用があるカプサンチン。同じ赤色でも、唐辛子などに含まれるカプサイシンとは別物ですので、間違えないようにしましょう。

このカプサンチンも脂溶性のため、油との相性がよいです。油でいためたり、オリーブオイルなどのドレッシングをかけたサラダにしたり、油分と一緒に摂取することを心がけましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

アンチエイジング食べ物アカデミーTOPへ