健康効果が高く、栄養が豊富でダイエットにも良いという「古代米」をご存知ですか?種類や食べ方もいろいろありますが、メディアで目にする機会は少ないですよね。
白米と比べてどんな栄養や効果があるのか、どのような調理法が適しているのか、食べてみたいとは思っても、買うのになかなか勇気が出ない!という方もいると思います。
そこで今日は古代米の種類や栄養、効果や調理法をご紹介しますので、気になった方はこの記事を参考に是非食べてみてください。
古代米とは?栄養や調理方法を知ろう!
「古代米とは○○である」というしっかりとした定義は無いそうですが、古代からの形質や特徴など野生種の頃の名残があるものを古代米と呼ぶそうです。
色素によって赤米、黒米、緑米などの種類があり、これらをざっくりと「古代米」と呼ぶことも。
環境やエリア、土、育て方等によって名前が変わるものではないようです。
神代の時代から、焼畑農業における主要な穀物として登場し、大正時代まで普通に作られ、食べてきた雑穀ですが、稲作技術の発達や軍馬生産の衰退とともに、粟や稗、黍などの姿は消えて行きました。しかし、最近、食と健康への意識が高まるなかで、雑穀類は機能性食品として見直され始めています。
出典:愛媛県ウェブサイト
古代米の栄養素。白米とどう違う!?
古代米には様々な健康効果があるとお話ししましたが、具体的にどのような栄養があるのでしょうか?白米との違いもあわせてご紹介します。
赤米
- 食物繊維が白米の約8倍も:便秘改善、血糖値の急上昇を抑制、中性脂肪やコレステロールを下げる効果も。
- カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1も3倍近く含まれています:強く丈夫な骨を作り、血液をサラサラにしてくれる効果が。疲労回復や夏バテ予防にも。
- 赤い色素であるカテキンやタンニンは白米にはいないのです:体脂肪を燃焼しやすくなり、ダイエットにオススメです。体臭の予防にも効果が。
黒米
- カリウムはなんと白米の7倍:体の中の塩分と水分の量を調節し、高血圧やむくみの改善、予防になります。
- カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1は赤米よりも多い約5倍
- 白米には無い色素成分、アントシアニンがたっぷり:目の血流を良くし、眼精疲労を改善させてくれます。白内障など、その他の眼疾患にはアントシアニンがオススメです。白米には無い、黒米の栄養と魅力です。
緑米
- 鉄分は白米の約3倍:貧血に効果があるのはもちろん、集中力や記憶力をアップさせる効果もあります。
- カルシウム、マグネシウム、ビタミンB1は2倍から3倍の量が
- 白米には無いクロロフィルがたっぷり:緑色の色素であるクロロフィルには抗酸化作用があり、アンチエイジングにオススメ。免疫力を高め、デトックス効果も。
以上が知っておきたい栄養についてです。実際どんな商品があるのか見てみたいという方は、Amazonで扱っている古代米一覧を確認してみると良いと思います。
古代米の調理法!炊き方のポイントはこれだ!
古代米は食感や色の出方など、個性の強い食材です。白米の炊き方とは少々違う点があるので、適した調理法で美味しく食べましょう。
赤米の調理方法
- 硬めなので、炊く前に2時間ほどしっかり水に浸けておきましょう
- 白米と混ぜる場合は3:1ぐらいで、赤米は少なめに
- 味があまり好みでないときは少し塩を入れて炊くと、風味が変わります
- 赤米として食べるのがどうしても苦手な方は赤米粉を試してみましょう。お菓子を作るときに混ぜれば色合いも薄いピンクで可愛らしくなりますよ。
黒米の調理方法
- 1時間以上は水に浸けてください
- 白米1合に対して小さじ1杯ぐらいの割合にしましょう
- 色が濃く出るので、多く入れると見た目に抵抗がある色になってしまいます
- 水は少なめでOK。食感がもちもちしているので、水が多いとベチャベチャに
- 炊く前の黒米をティーバッグに入れて煎じれば黒米茶として飲むことも出来ます。食べるのが苦手な方は是非試してみてください。
緑米の調理方法
- 1時間ほど水に浸けてください
- 白米1合で大さじ1杯程度がオススメ
- 水は少し多めに入れて炊きましょう
- 炊き上がりに蒸らしておくと、もち米のような食感になり、美味しいですよ
- 緑米を使用した白玉粉などがあります。主食として食べるのが苦手な方は白玉粉を使って、和風なスイーツ作りにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
以上が基本的な調理方法になります。
古代米の魅力は伝わりましたか?簡単ではありますが、栄養素などをご紹介しました。味や色、風味に特徴があるので、白米に混ぜるときは少量から試してみましょう。続けることが大切ですので、飽きの来ないよういろいろと工夫してみてくださいね。
食物繊維についてもっと知りたいという方はコチラの記事「食物繊維やイヌリンで身体を綺麗に!ごぼうの栄養と効果的な食べ方。」も是非ご覧ください。
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