好きな野菜の上位に必ずランクインするのがトマト。
最近ではトマト専門の飲食店ができたり、トマトを使ったスイーツが流行ったりと、その美味しさの面でも非常に愛されている野菜ですよね。
トマトのアンチエイジング効果
そんなトマト、どのようなアンチエイジング効果があるのか確認していきましょう。
ビタミンの100倍!リコピンの抗酸化パワーでサビない体に
トマトの特長と言えばあの真っ赤な赤い色。あの色はリコピン。リコピンとは植物や動物が自然に持つ色、カロテノイドの一種です。トマトの赤、レッドキャベツの紫、黄ピーマンの黄色、カニや海老の赤など、様々な生き物がカロテノイドを持っています。
このカロテノイド、強力な抗酸化作用があることが有名です。抗酸化とは、その名の通り酸化に抵抗する力。屋外に鉄などを置いておくとサビてしまいますよね。あれは鉄と酸素が触れることで酸化しサビが生じるのですが、同じ現象が恐ろしいことに体内で起きているのです。
人間の体内では取り込んだ酸素がほか物質の影響を受けるなどして、不安定な状態の「活性酸素」に変化します。活性酸素は周りの細胞までも壊し、機能を奪い、肌や臓器、脳などの老化現象を進めるだけでなく、新たな活性酸素を生むなど、まさに有害物質なのです。
活性酸素を除去するリコピン
リコピンはこの活性酸素を除去する役割りを持っています。
アメリカのケンタッキー大学の調査によると、75歳を越える女性88名の体内のリコピン量を計ったところ、リコピンの量が多い人のほうが、身の回りのことが自分で出来る、つまりリコピン量の少ない人に比べて体の老化が進行していないということがわかりました。
シミやしわを防いで美肌へ
トマトのリコピンの効果の中でも、特に注目されているのが美肌効果。活性酸素除去は肌の老化を防ぎ、紫外線から肌を守りシミなども防ぎます。しみやしわ、たるみ、そばかすなど、数ある肌トラブルに有効。さらにメラニンの生成を防ぐので美白にも繋がります。女性憧れの肌には、毎日のトマトが非常に有効なのです。
リコピンを摂取することは、老けない体作り、美肌、アンチエイジングの強力な味方なのです。
トマトの効果的な摂り方、注意点
栄養豊富なトマトはどのように食べたらより栄養を効率よく摂取できるのか知っておきましょう。
油と一緒で吸収率アップ!
リコピンは脂溶性なので油によく溶けます。よって、リコピンを効率よく摂取するためには、油と一緒に摂取するのが1番。また、加熱するとリコピンが吸収しやすくなりますので、オリーブオイルでトマトを炒めるなどの調理方法がオススメです。トマトソースを大量に作って冷凍しておくのもおすすめですよ。
皮までしっかり噛んで食べよう
トマトに含まれる食物繊維などはリコピン吸収の阻害要因になります。繊維などに邪魔されないよう、しっかりかんで食べることや、ミキサーで細かく粉砕し、トマトソースなどにしてしまうこともお勧めです。
チーズとトマトは栄養面の相性も抜群!
トマトとモッツァレラチーズのカプレーゼ、トマトとチーズのパスタなど、トマトとチーズは切り離せない関係のおいしさ。しかし味にかぎったことではなく、栄養面でもその相性は良いんものです。
トマトは1日2個ほど摂取すると効果的と言われていますので、熱を通したり、細かくしたほうが食べやすくもなりますね。缶詰のトマトであれば1日1/2個でよいので、トマトソースを作って、野菜や肉、魚などと一緒に毎日の食事で取り入れるなどすると、飽きずに食べられるでしょう。
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