最近メディアでもよく見かけるようになったアマニ油ですが、どんな効果があるかご存知ですか？漠然と「体に良い」というのはわかりますが、詳しい事や調理法についてはあまりわからないところもあるのではないでしょうか。
アマニ油の健康効果と効果的な調理方法
アマニに限らず体に良い油に関しては調理法に注意が必要なものもあります。せっかく体のために摂っていても、間違った調理法では効果が得られません。そんなのはもったいないですよね。そこで今日はアマニ油の効果と正しい調理法についてご紹介します。
オメガ3やα-リノレン酸など必須脂肪酸について
アマニ油のことを知る前に、オメガ3について知る必要があります。
基本的に身体に良いといわれている油は、中鎖脂肪酸、オメガ3系不飽和脂肪酸、α-リノレン酸、EPA(エイコサペンタエン酸)、DHA(ドコサヘキサエン酸)、など。ココナッツオイル、青魚、胡桃などのナッツ類などが有名ですね。
逆に身体に悪いといわれているのが、トランス脂肪酸、リノール酸、飽和脂肪酸、酸化した油など。マーガリンや肉類、揚げ物、ポテトチップスなどが代表でしょう。
これらの良い油、悪い油はまったく逆の役割をすると考えてもらえば分かりやすいです。血栓を作りにくくする、悪玉コレステロール値を下げる、がんの予防、各種生活習慣病の予防、脳・身体を作る元気な細胞をつくる…など、身体にとって良いことをするのが良い油、その逆が悪い油です。
もちろん今回のアマニ油は良質な油。オメガ3とα-リノレン酸が豊富に含まれている油です。このアマニ油の効果を見ていきましょう。
細胞が美しく！アンチエイジング、美肌に。
アマニ油は皮膚の細胞を正常に機能するよう促してくれる作用があります。保湿効果もあるので、肌荒れや乾燥が気になる方の強い味方になってくれるでしょう。乾燥は肌トラブルの原因にもなります。保湿がしっかりされればシワの対策にもなりますし、ハリやツヤも出てきます。若返り効果は抜群ですよ。
悪玉コレステロールを減らす！ダイエットや生活習慣病の予防に
油だからカロリー高いのでは・・・と思う方もいらっしゃると思いますが、アマニ油は寧ろダイエットに効果的です。脂肪を燃焼し、コレステロールや中性脂肪を下げてくれる効果が。ダイエットはもちろん高血圧、高脂血症、動脈硬化など、生活習慣病の予防にもなるのです。特に４０代を過ぎるとダイエットも難しくなってきますし、健康面も気になりますよね。
セロトニン分泌で自律神経の乱れにも
アマニ油に含まれるα－リノレン酸には、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの伝達を助けてくれる効果があります。セロトニンが上手く脳へ伝わると気持ちが前向きになったり集中力が高まったり、うつ病の予防にもなります。ストレスを緩和させてくれるので、なかなか解消が出来ない方には特にオススメです。
血栓を防ぎ血液がサラサラに
コレステロールなどを下げてくれるだけではなく、血液がサラサラになる嬉しい効果があるのもアマニ油の特徴です。血栓ができるのを防ぎ、心筋梗塞や脳梗塞の予防になります。日頃お酒や脂っこい食べ物が好きな方は特に気をつけてくださいね。
アマニ油の注意点や効果的な摂取・調理法
様々な効果のあるアマニ油ですが、正しい方法で食べないと効果は激減してしまいます。お値段も安くはないので、せっかくですから効率的に食べたいですよね。
加熱せずに生のまま食べましょう
アマニ油は良い油ですが、酸化すると悪い油と変らなくなってしまいます。酸化の原因の1つが熱すること。熱々のお料理にかけるのもオススメできません。サラダやカルパッチョなどに使う、ヨーグルトに混ぜるなど、熱さずにいただきましょう。
保存方法と開封後の扱いに注意！
アマニ油は非常に酸化しやすいです。賞味期限はメーカーによって違いますが、フタを開けたら早めに使い切りましょう。また、冷蔵庫などで保管することが望ましいです。最近では1回使いきりの小分けになっているものもありますので、空気に出来るだけ触れさせないためにそのような使い方をするのも良いでしょう。
良質なたんぱく質と一緒に
相性の悪い食材などはありませんが、大豆製品や赤身のお肉や青魚と一緒に食べると、より吸収しやすくなります。
ドレッシングやスムージーに混ぜて摂るのがオススメです。無味無臭なのでそのままでも食べられますが「油っぽいかんじが嫌」という方は何かに混ぜた方が食べやすいと思います。私は無糖のヨーグルトに混ぜて食べていたのですが、酸味の気になるものでもまろやかになって美味しかったです。よく混ぜて食べるのがポイントですよ。
正しい調理法でしっかり摂って美容と健康を目指しましょう。
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