「食べ合わせ」という言葉があります。これは、ある食材とある食材と一緒に食べることで、より効率よく栄養が摂取できる組み合わせのことです。
今回は、そのなかでも人間のエネルギーとなる必須栄養素、炭水化物、タンパク質、脂質について、より効率よくエネルギーとして代謝できる食べあわせを見てみましょう。
身体に良い食品の食べ合わせ
人間が活動するエネルギーになる栄養素は、炭水化物と、タンパク質、脂質だけ。これらを摂取しなければ、人は活動ができません。しかし、摂取した後に効率よく代謝できなければ、脂肪として蓄積されてしまうのもこれらの栄養素です。
しっかり代謝を促進させる栄養を一緒に取る事で、スリムな体型の維持、健康な体の保持を目指しましょう。
肉や魚などタンパク質と一緒にビタミンB6を!
お肉や、魚、大豆などのタンパク質を食べる歳には、ビタミンB6を一緒に摂取すると、タンパク質が効率よくエネルギーなどに転換されます。そもそもビタミンB6はまぐろやかつお、肉など動物性のものに多く含まれるもの。これらのビタミンB6が多い肉や魚を選ぶのも1つですし、以下のような植物性のものなどを一緒に食べるのもおすすめです。
ビタミンB6が多い食材は、ニンニク、唐辛子、ゴマ、焼き海苔、ししとう、赤ピーマン、パプリカ、モロヘイヤ
食べ合わせの例としては、豚肉をニンニクと一緒に食べたり、お刺身と焼き海苔を海鮮サラダにしたり、牛肉に赤ピーマンやパプリカを付け合せにしたりすると良いでしょう。
肉や魚の脂身、油には一緒にビタミンB2を!
油は摂取しすぎると、体内で脂肪となったり、また血中のコレステロールを上げる要因になります。生活習慣病などの予防のためにも、しっかり油をエネルギーにしましょう。脂質が多い食事にはビタミンB2が必要です。ビタミンB2はレバーや魚卵などに多く含まれていますが、これらは脂質も多いので、脂質の多いものと食べ合わせても良いビタミンB2が多い食材を紹介します。
ビタミンB2が多い食材は、うずらの卵、納豆、まいたけ、モロヘイヤ、唐辛子、焼き海苔、紫蘇、明日葉、パセリ、クレソンなど
食べ合わせの例としては、お肉のつけ合わせには舞茸をつける、肉を紫蘇でくるんで食べる、モロヘイヤのおみそ汁などをプラスする、脂質の多い油揚げは納豆を包み焼きにすると良いでしょう。
炭水化物にはビタミンB1
ご飯などの主食、またお菓子などを食べると大量に摂取することになる炭水化物。必須エネルギーではありますが、食べすぎいは肥満や身体の糖化の原因になります。食事の場合はご飯だけが多くならないよう、おかずをきちんと食べるようにしましょう。丼物や麺類はどうしても炭水化物の量が多くなってしまうので避けましょう。
ビタミンB1が多い食材は、豚肉(特にヒレ肉、もも肉)、鴨、牛や鶏肉、グリーンピース、たらこ、めんたいこなど
主食を食べるときはおかずをしっかり食べ、うどんや蕎麦は肉蕎麦にする、パスタなども具材が多いものを選ぶなどしましょう。また、同じ炭水化物でもおかしなどは食べ合わせが難しいので控えるの一番でしょう。
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