香りを楽しむ健康的な食事と言えばお蕎麦ですよね。最近ではお蕎麦としての食べ方だけではなく、蕎麦の実を使ったアイスやクレープなどもあります。蕎麦の名産(であり、私の出身地でもある)長野では様々な蕎麦料理を楽しむことが出来ます。胃腸が疲れているとき等は、消化の良いお蕎麦は負担にならずに食べられますよね。いろいろと「体に良い」と言われるお蕎麦ですが、どんな効果があるのでしょうか?そこで今日はお蕎麦の嬉しい効果と、効率的な食べ方についてご紹介いたします。
主食の中で1番のアンチエイジング効果?ポリフェノール豊富な蕎麦!
白いふわふわの食パン、日本人の心の友である白米、最近さらに人気のうどん…これらに少なく、逆に蕎麦に豊富な栄養というものがあります。同じ主食ですが、いったいどのような違いがあるのでしょうか?米も、小麦も、蕎麦も全て穀類に違いありません。そのなかで異なるポイントが「ポリフェノール」です。ポリフェノールと言えば植物だけが持つ力。紫外線や外敵などから身を守るための言わば“盾”のような存在です。
生活習慣病の予防に効くおそばのルチン
トマトや葉物野菜、赤ワイン、チョコなどのイメージが強いポリフェノールですが、お蕎麦には意外にもこのポリフェノールが含まれています。その中でもルチンという種類のポリフェノールは抗酸化作用が強く、血管を丈夫にしてくれるのです。脳梗塞や心筋梗塞の予防になります。
お蕎麦は主食ですが血糖値は上がりにくいです。その秘密もまたルチン。血糖値を抑えるインスリンに働きかけるすい臓を元気にしてくれる効果がありますので、麺類が好き!炭水化物が大好き!という方は、いつもの炭水化物のなかで蕎麦を多めにしてみると良いでしょう。健康診断で血糖値を指摘された方でも安心して食べられる…かと言うと、やはり蕎麦も炭水化物。食べすぎは禁物です。
カテキンで食中毒の予防
殺菌作用の強いカテキンといえば緑茶のイメージが強いですが、お蕎麦にもカテキンはたくさん含まれています。このカテキンの殺菌作用は非常に強力で、ノロウィルスなどの感染性胃腸炎はもちろん、O-157にも効果があります。同じように殺菌作用のあるワサビを入れれば、夏も冬もお腹は安全ですね。
ダイエットに効果的
炭水化物なのに!?と思うかもしれませんが、お蕎麦にはアミノ酸が豊富に含まれています。ビタミンやミネラルのバランスも非常に良く、食べるだけで脂肪を燃焼作用してくれるのです。かといって食べ過ぎてしまっては意味が無いので、量には気をつけてくださいね。ワサビよりも唐辛子をかければ発刊作用もあり、更に効率的に脂肪を燃やせるでしょう。
自律神経を整える作用も
季節の変わり目に不調を感じる方は自律神経が乱れているせいかもしれませんね。お蕎麦に含まれるコリンには交感神経や副交感神経を整えてくれる作用があります。頭痛やめまい、食欲不振などが気になるときは是非試してみてください。冷たいお蕎麦よりも温かくして食べた方が、体が温まってより効果がありますよ。
お蕎麦の効率的な食べ方
蕎麦をさらに効果的に食べるにはどうしたらよいのでしょうか?
ビタミンCと一緒に食べよう!
冒頭でお蕎麦に様々な効果があることを解説しましたが、その中でも優秀なのがルチン。このルチンはビタミンCと相性が良いと言われています。お蕎麦を食べるときには野菜も一緒に摂取するようにする、ししとうの天ぷらを食べる、海苔やわかめ蕎麦を食べる・・・など工夫してみましょう。
ルチンを摂取するために蕎麦湯をかならず飲もう!
蕎麦に含まれるルチンは“熱”で死なないの?と疑問に思うかもしれませんが、実はルチンは熱に強いので加熱自体は問題ありません。ただし、水溶性なので一部が茹でている間に茹で汁へ逃げてしまいます。そのため、蕎麦を食べるときには必ず茹で汁…つまり蕎麦湯を飲むようにしましょう。
蕎麦を食べる際の工夫や料理方法
お蕎麦にはいろんな効果があることがわかりましたが、毎日ざるそばばかり食べるのも辛いですよね。続けて食べる事が大切なので、調理法に工夫して食べるようにしましょう。
そば粉を使ったお菓子を作る
クッキーやスコーン作るとき、小麦粉にそば粉を混ぜて使いましょう。糖質ゼロの砂糖や無脂肪の牛乳を使えばカロリーも最低限に抑えられます。小腹が空いた時にもオススメです。
サラダにお蕎麦を
茹でたお蕎麦にトマト、ツナ、レタス、などお好みの野菜を加えドレッシングをかけてサラダ蕎麦はいかがでしょうか。いつもと一味違ったお蕎麦で気分転換を。
蕎麦茶を飲む
どうしても飽きてしまった!という時は蕎麦茶でも問題ありません。香ばしい香りは冷めた状態でも美味しいので、職場に持って行くのもいいかもしれませんね。ちょっとしつこい食事が食べたくなってしまった時は飲みながら食べるといいでしょう。
お蕎麦の効率的な食べ方というのは少々難しいですが、特に蕎麦茶は人気が高いようです。おつゆで食べるだけではなく、時には炒めたりサラダにしたりスイーツとして食べてみたり・・・お蕎麦の専門店でいろんな料理を楽しむのもいいかもしれませんね。
美味しく食べて綺麗に健康に。お蕎麦の魅力が少しでも伝われば幸いです。
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