卵の料理によって栄養が変る!?生、ゆで、半熟…健康、美容に効果的な食べ方は!

普段、私たちが何気なく口にしている卵ですが、非常に栄養価の高い食材でもあります。但し、卵に関しての情報の中には、コレステロールが高くなるからあまり摂取しないほうがいいという声もあります。今回は、この点を含めた卵の健康効果、美容効果などの情報をまとめましたので紹介したいと思います。

卵の健康効果と料理方法によって変る健康効果を知ろう!

egg

日本でよく食べられている卵は一般的には鶏の卵です。名古屋コーチンなどの高級なイメージの卵もある中で、現在、日本で出荷されている多くの卵は、イタリア原産の卵用種の白色レグシューンという種類の鶏になるといわれています。

スポンサーリンク

必須アミノ酸が豊富な栄養満点の卵

卵に含まれる栄養素の主力となっているのが必須アミノ酸です。人間の正常な細胞を作る上で必要になってくるアミノ酸ですが、体内では生成できないアミノ酸というものがあります。

egg2

これは、9種類のアミノ酸のことになるのですが、この9種類のアミノ酸が必須アミノ酸ということになります。

この中には、肝臓から毒性のある老廃物を除去する働きを持つメチオニンというものや、筋肉の形成や骨の発育を助けるリジンというアミノ酸も含まれているため、この必須アミノ酸を体外から摂取しないと元気で健康的な体を作れないといった影響があります。

アミノ酸を摂取するのに効果的なのがたまごなのです。

卵は1日1個まで…は間違い!?気になるコレステロール値は?

以前は、卵の黄身がコレステロール値を上げるため、一日一個と推奨されてきた卵ですが、最近の研究で、その見解は間違いであることが報告されました。

この卵の黄身の中には、オメガ‐3脂肪酸という血中に溜まった中性脂肪を減少させる働きがあることが、近年では逆にわかってきたため、血液をサラサラにして、心臓病や心筋梗塞などの生活習慣病を予防する効果も期待できるようになりました。

このような研究結果から卵のコレステロール問題はあまり気にしなくても大丈夫なことになっています。

美白効果が期待できる栄養素が豊富に含まれている卵

綺麗なお肌を保つのに必要な栄養素はご存じでしょうか?

老化現象
ビタミン類やミネラルですね。お肌は新陳代謝が活発だと古い角質を落とし綺麗な肌を新しく作るといったサイクルを繰り返しているのですが、この新陳代謝を活発にするのがミネラルです。

また、ビタミン類の中では、体内の活性酸素を除去してお肌の細胞を若々しく保つ、ビタミンEなどは美白を保つ栄養素の中では重宝されています。その他、お肌の潤いを保つビタミンAなども美白になるための条件なのですが、卵は、このお肌に良い影響を与える栄養素を豊富に含んでいるのも特徴です。

また、お腹の赤ちゃんに健康的な栄養素を届けるのに効果的な葉酸も含んでいるため、現在、妊娠中の女性にもおすすめでもあります。

生・半熟・ゆで卵、栄養摂取に効果的な料理方法・食べかたとは

卵の効果的な食べ方ですが、実は、一言では表現できないほど、様々な要因が重なっています。卵の食べ方としては、生・半熟・ゆで卵とありますが、どれも一長一短があります。

egg1

生でそのまま食べることのメリットは、卵の高い栄養価をそのまま体内に取り込めるということ。卵に含まれるビタミンB群などは、加熱に弱いため、せっかくの高い栄養効果が薄れてしまいます。

さらには、生の卵に含まれる、アビジンという成分が、ビオチンの吸収を阻害してしまうといった結果がでているのです。ビオチンが不足すると抜け毛や薄毛などの症状がでることがあるため、現在、このような症状でお悩みの方は、生での卵摂取は控えたほうが賢明でしょう。

完全に熱を通して、ゆで卵にして食べる方法もありますが、ゆで卵のデメリットは消化が悪くなるということ。

高い栄養素も消化がスムーズにおこなわれなければ、体内に浸透しないため、結果的に見意味となってしまうのですね。更に、生卵で紹介したビタミンB群も熱に弱いため、効果が半減してしまうといった形になります。

このようなことを考慮すると、半熟状態が一番ベストなのだそう。

半熟状態でも、ビタミンB群の効果は多少は減ってしまいますが、完全にゆでた状態よりかは影響はないといわれています。

egg

また、抜け毛の原因にもなるアビジンという成分も加熱により作用しなくなるため、おすすめは半熟卵というわけです。半熟卵は、胃にも優しく消化をスムーズにするため、体に必要な栄養素が届きやすくなることもおすすめの理由ですね。

ビタミンCを含む食材とセットで摂取するのがおすすめ

卵の高い栄養素は、人間の基本となるエネルギー源の、ほぼ全てを含んでいるため、完全栄養食として日本のみならず世界中で愛されています。

egg3

卵の唯一の欠点として、ビタミンCを含んでいないということがあるため、パセリやピーマンなどの緑黄色野菜などビタミンCを多く含む食べ物と一緒に摂取することをおすすめします。

ビタミンCは体内で美白効果を生み出すコラーゲンの生成や、抗酸化作用もあるため、健康や美容に大切な栄養素です。

この食べ合わせ効果で本当に綺麗で健康的な体を作りましょう。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

アンチエイジング食べ物アカデミーTOPへ