青魚:サラサラな血液を維持し、脳を若く保つアンチエイジングの救世主。

日本人に昔からなじみのある青魚。

アジ、サンマ、サバなど、日々の食卓に並ぶ魚も多いですよね。この青魚のアンチエイジング効果に関して、解説したいと思います。

青魚のアンチエイジング効果

青魚

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アンチエイジングと言うと、フルーツや野菜といったイメージがあるかもしれません。しかし、魚や肉、乳製品などにもアンチエイジング効果のある食べ物は多く存在します。そのなかの1つが青魚。

いわし、さんま、あじ、サバ、ぶり、ハマチといった魚のことを指します。

この青魚には良質な油がたっぷり含まれています。油というとアンチエイジングの敵という感じがしますが、実は油には良い油と悪い油があり、青魚は前者。その成分やアンチエイジング効果について詳しく見ていきましょう。

悪い脂肪を減らし血液サラサラで老化を防ぐ

青魚にはDHA(ドコサヘキサエン酸)と、EPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる必須脂肪酸が豊富に含まれています。では、いったいDHAとEPAとはどんな栄養素なのでしょうか。

DHAはオメガ3系列の多価不飽和脂肪酸、EPAはオメガ3脂肪酸の種類で、人間が必要な必須脂肪酸であるにも関わらず、どちらも人間の体では作り出すことの出来ない…つまり食べることでしか摂取できない栄養素なのです。

DHAとEPAの共通するポイントは「血液サラサラ効果」。血液中には糖質や中性脂肪、コレステロールなどが存在しているのですが、中性脂肪や、悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やすのがこのDHAとEPAの役割りなのです。

人間は60億もの細胞で作られていますが、この細胞が老化したり機能しなくなると、いわゆる老化現象が現れます。そして血管というのはこの細胞1つ1つに栄養を送るので、血管がサラサラで正常に機能するということは、細胞を若々しく元気に保つということにつながるのです。

実際、青魚をよく食べるイヌイットは、血管が詰まる心筋梗塞などの死亡率が1/10。野菜をまったく食べないのに血液がサラサラなのです。

脳の老化を防いで痴呆症予防に

このDHAとEPAという脂肪酸。そのなかでもDHAに関しては「脳」のアンチエイジングにも効果的であることがよく知られています。

脳とは、およそ140億もの神経細胞から成り立っているのですが、この細胞の内側にあるのがDHAなのです。DHAがしっかり細胞内にある状態だと、情報伝達をスムーズに行うことが出来るため脳が若く保つことにつながるのです。

また、DHAには活性酸素の除去能力もあり、脳細胞を傷つけようとする活性酸素を抑えることができるため、痴呆症やアルツハイマーなどの脳の老化による病気を抑えることにも繋がることがわかっています。

青魚の効果的な摂り方、注意点

青魚をどのように摂取すればより効率が良いのか見てみましょう。

まず、DHAやEPAの必要量は1日でたったの1g。しかし、現代の日本ではその半分以下の400mgしか摂取できていません。1g摂取するには毎日お魚を1食食べることが有効。以下のようなお魚を食べることで必要なDHA、EPAを摂取しましょう。

青魚の種類 DHA、EPAを1g摂れる量
サンマ(焼き) 1/2匹
サバ 切り身1切れ
イワシ 2/3匹
カツオ 刺身4~5切れ

また、EPA、DHAは魚の油に含まれる油です。料理方法は、生や、汁まで飲めるスープ、煮魚、油が落ちるグリルではなく、フライパンなどでの焼き料理などでいただきましょう。焼く際は「焦げた」部分は過酸化物質、体に有害な物質なので、皮や焦げは残しましょう。

青魚を毎日食べれるお手軽レシピ

毎日焼き魚…というのは大変ですが、例えばつみれのダンゴを作っておき、つみれ汁にしたり、お鍋にいれたりするのはいかがでしょうか?たくさんつくって保存しておけば楽に毎日の食事に使えますよね。冷凍してもDHAやEPAの数値は減らないそうです。生姜やネギと刻んだ青魚を混ぜておけば、つみれ汁や鍋、ハンバーグなど応用がききますよね。手間をかけず、毎日の生活のなかでアンチエイジングを行いましょう。

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