アンチエイジングをする上で知っておくべきなのが糖化。
体の中にある糖がタンパク質と結合し「糖化」してしまう、老化の原因の1つです。そしてこの糖化により発生する物質がAGE(終末糖化産物)です。
ここでは、AGE(終末糖化産物)が具体的に老化に与える影響を見ていきましょう。
糖化がコラーゲンを破壊して老化現象へ
糖とたんぱく質が結合し糖化することで発生するAGE(終末糖化産物)。具体的にどのような老化現象を引き起こすのでしょうか。
コラーゲンの機能を低下させる
AGEsは体の中で、タンパク質同士をつなぐ橋のような状態で存在しています。そのタンパク質に悪影響を及ぼすのです。
人間の体にあるタンパク質から作られるものは肌や脳、筋肉、内臓などほとんどの体の部位。体を作る基となるタンパク質に悪影響を及ぼし、結果老化に繋がるのです。
タンパク質の中でもその30%を占めるのがコラーゲン。コラーゲンは皮膚の弾力を保ったり、骨を作ったり、血管の壁を作ったり、体の主な部分を構成しています。
このコラーゲンにもAGE(終末糖化産物)が橋を作ってしまい、悪影響を及ぼします。
コラーゲンというのは、古くなると新しいコラーゲンに置き換えられるのですが、コラーゲンにAGE(終末糖化産物)がくっつくと古くなったコラーゲンが分解されずに居座ってしまうのです。体を構成するコラーゲンが古くなったまま体を構成し続ける…これでは体が老化するのも当然のことです。
しかし、体に害のある物質だとしたら、体内に抵抗勢力が現れて撃退したり、分解しようとしてくれるはずです。
実際に体内では、AGE(終末糖化産物)を食べる物質が存在します。それが「マイクロファージ」と呼ばれる白血球です。このマイクロファージはタンパク質にくっついたAGE(終末糖化産物)を食べるのですが、ソレと同時に、くっついているコラーゲンなども食べてしまうのです。
さらに悲しいことに、他のタンパク質の寿命が数百日であるのに対し、このコラーゲンの寿命は15年もあります。つまり、機能を失ったままのコラーゲンが15年も体内にい続けるという現象を生んでしまうということなのです。
糖化したコラーゲンは戻らない?
ここで重大なことは、1度糖化してしまったコラーゲンは元に戻らない…ということです。
焼いたパンケーキが元に戻ることはないように、糖化してしまった体は戻らないのです。そのため、出来るだけ糖化をさせないことが重要というわけです。
糖化をさせないための食事や生活、そして糖化を予防する食事などもこのサイトで知って、毎日の生活から老化を防ぎましょう!
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