“美白”はタブー?海外の美白対策事情

女性の美意識というのは、今に始まったものではなく、それこそ紀元前からあるものです。古代ギリシャ時代には、ギリシアで眉毛をつなげるという「両津勘吉」かとつっこみたくなるようなメイクが流行りましたし、エジプトでは、アイラインで目の周りをぐるりと囲む、ギャルメイクの起源とも言わんばかりのメイクが主流でした。

さらにさかのぼっても、自然界にあるもので装飾品を作ったり、顔に顔料を塗ったりと手法は違えども「美意識」は変わらないものなのです。

しかし、同じ美意識でも、その考えかたは様々。特に、海外で暮らしたり、海外のことを良く知らないと、意外なところでNGワードを使ってしまった…なんて場面をよく見かけます。今回はその1つが「美白」。日本ではお馴染みの言葉を紹介したいと思います。

海外で「美白」というワードはNG?

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実は、海外では、日本のような美白対策という言葉はタブーです。

なぜかと言うと、皮膚の黒い民族に美白対策という言葉は、人種差別と取られるのです。ある日本の化粧品メーカーは、アメリカで美白効果という宣伝をして裁判にまでなりました。なので、美白ではなく、しみ対策ということになります。

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日本ではクリームから、ファンデーションにいたるまで、美白効果の入ったものに人気がでていますが、アメリカではもともと白人に焦点を合わせているため、美白というよりソバカス、しみに神経を使います。

ただ、白人の肌は抜けるように白く、特に若い人はあまりしみなど出来にくいのです。ソバカスなどは若い人の間では、むしろ可愛いといわれ、わざと顔を日に当てて、ポチポチとできたといって喜ぶほどです。

ただ、アジア系は意外にしみが出来やすく、海外でも常に帽子をかぶり、長袖を着て日に当たらないよう必死に努力しています。そして色白になりたいと思っています。
北欧系などは、海に行って男性も女性も一日中、日に当たって黒くなることに憧れを持っています。日光が少ない自分のお国ならともかく、アメリカ西海岸のように、一年中太陽がさんさんと降りそそぐところでは、むしろ皮膚がんにかかる人が多く、今、問題になっています。

美白ではなくシミそばかす対策

白人系統の人も年齢を重ねていくと、まあ、中年以降でしょうか、しみなどができる人もいて、しみ取りクリームの使用が増えてきます。しかし、しみと同時にむしろしわを気にする人が多く、紫外線にあまり気を使わなかったせいもあり、年齢より老け顔になる人が多く、しみとしわに効果がある、クリームが人気になっています。しみは出来たら塗るといった感覚で、値段も手頃なものも多く、気軽に使っている人が多いですし、しみを薄くする成分が入ったクリームが、普通のお店で売っているので、色々な種類を買って試しています。

しみをとる効果の高いハイドロキノンクリームは市販されており、値段も手頃なので気軽に使っています。ただ、成分が強く、人によってはヒリヒリしたりするので、気をつけて使ってはいますが、2%ぐらいの配合で名の知れた製品でしたら、余り皮膚を傷める事は少ないので、良く使います。

最近はアメリカも、肌の美しさを保つクリームなどが、テレビなどで宣伝されるようになりました。やはりしみのない色白の美しい肌は、清潔感にあふれ好感度がアップするからでしょうね。ただ、使い方によっては肌にマイナスになる事もあるので、気をつけて使っています。

欧米は、すべてが自己責任の国なので、それが問題になったりする事はありません。あくまでも自分の責任において使っています。一番良く知られているハイドロキノンが配合された化粧品は、年々改良されているので、より安全な美白製品が、これからますます増えていくでしょう。

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