夏が過ぎた後、何となく自分が老けたように見えると感じたことがあるかも知れません。確かに夏は老化現象を引き起こしかねない要素をたくさん兼ね備えています。
まず若さを保つ上で大切な肌は夏の強い日差しによってダメージを受けることがあります。また暑さゆえに寝不足に陥ったり、冷たい飲み物や食べ物の過剰摂取により体にだるさが残ってしまうということがよくあります。これらはみな老化現象を引き起こす要因となりかねません。
では暑い夏の時期にどのようなことを行い、アンチエイジングを心がけることができるのでしょうか?いくつかの点をここでご紹介いたします。
寝不足を解消してアンチエイジングを
体の細胞は常に新しくされています。この働きが活発であればあるほど人は外見を若々しく見せることができます。細胞分裂は眠っている間に活発になるためにアンチエイジングに睡眠は欠かすことができません。しかしだからといって一晩中クーラーをつけて寝たり、扇風機の風にずっと当たっているなら体を不必要に冷やしてしまうことになります。
快眠できる理想的な温度は26℃前後、そして湿度は50%から60%前後です。この状態を作り出すためにクーラーや扇風機を利用することができます。
睡眠を質のよいものとするためのキーポイントは眠りに入った後の3時間、室内を快眠に理想的な温度と湿度に保つことです。そこでクーラーのタイマーを使って眠りについた3時間後にスイッチが切れるように設定することがオススメと言えます。布団に入ってから何分後に眠りにつくかは予想が不可能なためにクーラーのタイマーを3時間半くらいに設定しておくのがよいでしょう。
しかし中にはクーラーのスイッチが切れた後、暑くてすぐに目が覚めてしまうという人もいます。そのような人は扇風機を併用することができます。下がった部屋の空気を扇風機で送ることで体感温度は予想以上に下がります。そのためタイマーによってクーラーのスイッチが切れた後、スイッチを再びオンにするのではなく扇風機の風を体に当てて体温を下げるようにします。
しかし扇風機の風に一晩中当たり続けているのも体によくありません。それでたとえ部屋に自分一人しかいない場合でも扇風機を首振り状態にして体に適度に風が当たるようにします。また扇風機を壁に向けて跳ね返った風に当たって体温を下げるという方法も効果的です。
夏のアンチエイジングの敵:冷たい食べ物と飲み物
当然のことですが冷たいものを摂取すると体が冷えます。暑い夏に体を適度に冷やすことは非常に重要です。しかし冷やしすぎてしまうと老化現象を引き起こす原因を生じさせることがあります。
まず体が冷えると血行が悪くなります。血液は体の隅々に栄養を運ぶ大切な役割を果たしています。
この働きがスムーズに行われなくなると肌荒れやシワを生じさせたり、細胞分裂が滞ってしまいます。また血液には細胞から排出される老廃物を回収する役割がありますが、この働きもスムーズに行われなくなります。また代謝力の低下にもつながるために体内に不要な毒素が溜まりやすくなってしまうのです。
トマトやきゅうり、そしてレタスや豆腐など体を冷やす食べ物はたくさんあります。これらを食べることは大きな問題ではありません。気をつけなければならないのは必要以上につめたい飲み物を飲むことや、食欲がないからといっていつも冷たい麺類を食べることなどです。のどの渇きは水分補給が必要な合図です。冷たいものを飲まなくても水分補給は可能です。それで冷えた飲み物ではなく温かいものや温めのものを飲むように心がけるべきです。
参考:生姜は体を温めるだけでない!全身の老化現象に効く健康食材。
もちろん常にそうする必要はありませんが、冷たいものを飲みすぎる傾向にある人はこの点を意識すべきです。また夏といえば冷たい麺類ですが、食欲がないときに冷たい麺類ばかり食べていると体が冷えるだけでなく栄養不足にも陥りかねません。それで毎日このような食事を取る傾向にある人は注意が必要です。
あるイギリスの有名プロサッカーチームに所属する選手たちは試合中、そして試合が終わった後も冷たい飲み物や食べ物を控えるようにしています。血行を妨げる原因を排除し、いち早く疲れを取るためにこうした対策を取っているのです。体を必要以上に冷やさないことがいかに大切かを示している一例です。
確かに夏はイベント目白押しの楽しい季節であり、ついついアンチエイジングを怠りがちです。しかし夏は最もアンチエイジングを行うべき季節であるといえるでしょう。この時期にアンチエイジングを行うか行わないかで若々しさが大きく左右されるのです。
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