筋肉量の低下を意識して老化を防止しよう!

年齢を重ねていくと身体能力が低下していくことはいうまでもありません。その理由の一つは筋肉量の低下です。筋肉量は20歳になる頃にピークを迎えます。
残念なことに、その後は年齢を重ねるごとに減っていきます。たいていの場合、筋肉量は50歳までは緩やかな減少を見せる程度で、急激に減ることは滅多にありません。

しかし50歳を過ぎた後は急激に落ちる傾向にあり、なんと普通の生活を送っていても1年に約1%の割合で減少していくのです。また下半身の筋肉量は上半身に比べると減少スピードが早いことがわかっています。

筋肉量とアンチエイジングには大きな関わりがあるために、筋肉量をキープすることは若さを保つことにつながります。では筋肉量とアンチエイジングがどのように密接に関わり合っているのかをここでまとめてみたいと思います。

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筋肉は体を正常に保つために欠かせないもの

hukkin

人は生きるために必要なものを摂取し、それを用いてエネルギーや新たな細胞を生成します。これらの働きに筋肉は大きく関わっています。食べ物を噛む力は筋肉によって得られます。
また摂取した栄養は血液によって体の隅々に運ばれるわけですが、血液は心臓というポンプによって力強く押し出され、循環しています。

そして心臓を動かしているのも筋肉です。とにかく筋肉が正常に働かなければ人間は生きていけません。もっと細かなことをいえば立ち上がったり、歩行を行ったりすることも筋肉が働くからです。そのため体を正常な状態、つまり若いときの体に少しでも近づけるためにはふさわしい筋肉量をまずキープすることが重要なわけです。

また筋肉量の低下は病気を引き起こすことがあります。例えば筋肉量が減るとエネルギーが消費されにくくなり、肥満を引き起こします。肥満は糖尿病など、様々な生活習慣病を招くことがあります。また筋肉量が減ると運動することが苦痛になることがあります。

そのため体を動かす機会がまずます減っていくわけですが、これが更なる運動不足を招きます。そして運動不足は心臓疾患や高血圧といった病気を招くことがあるのです。このような慢性的な病気は老化を促進する傾向にあるために、筋肉量の低下が結果としてアンチエイジングの大きな障害となってしまうのです。

筋肉量を低下させるダイエットの危険

先にも述べたように肥満は成人病を引き起こすことがあり、尚且つ老化を早めることがあります。そのため肥満体の人がダイエットに励むことはふさわしいことといえます。

しかしダイエットには大きな落とし穴が存在します。恐らくダイエットを行って体重が減ったにもかかわらず、なんだか老けて見えるという経験をしたことがある人は少なくないはずです。このような経験をした人の多くは食事制限によるダイエットを行った人です。当然のことながら、人は食べ物を制限すると痩せていきます。しかしその多くは筋肉量の減少によるもので、脂肪の減少によるものではないのです。

このようなダイエットで痩せることができた人の中には体脂肪率が以前と然程変わらない常態にあるか、もしくは増えている場合が少なくありません。またこのようなダイエットは健康やアンチエイジングに悪影響を及ぼしかねない毛細血管の減少、スタミナや免疫力の低下を招くことがあるために注意が必要です。

もちろん食べすぎや偏った食生活が肥満を招いている場合は食事制限が必要でしょう。しかしそれに伴って運動を行うように心がけるべきです。そうすることで筋肉量を増やしながら体重を減らすことができるからです。筋肉量を増やし、尚且つふさわしい仕方で食事を取ることで基礎代謝を高めることができ、太りにくい体を作ることができます。とにかく筋肉量を増やすことが病気や老化につながる肥満を防ぐことと大きく関係しているのです。

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