皆さん、断食というと何を思い浮かべますか。なんとなく宗教的で、修行のために苦行のイメージがありますよね。
でも、今はそれが健康に大変効果があるといわれるようになってきました。なぜでしょうか?
先進国こそ断食が必要?断食の健康効果
今の先進国の飽食は、今までの人類史上、ありえなかった時代だといわれます。何でも食べたいものが食べられる、こんな良い時代に生まれて幸せだなあ、とおもいますね。
しかし今、それが幸せとばかり喜んで入られない時代なのです。というのは、食事の量が増えることによって内臓が休むまもなく、もう限界まで働かされているのです。現代の人々は、朝、昼、晩と、たえまなく食事をし、さらに口当たりの良いスナック菓子やアイスクリームなど糖分の多いものも一杯口にします。
カロリーオバーなんてものじゃなく、運動不足も手伝って、自分の身体が本来持っている自然冶癒力も、もうなくなってきてしいます。仕事で身体がヘトヘトになっている上に、食べ過ぎで、内臓までが、くたびれ果てているのが現状なのです。
なかには食べないと元気が出ないとか、栄養失調になるのではと思いますが、ほとんどの人は栄養過剰のために、かえって身体を痛めているのです。
休み知らずの内臓に断食で休息を
そこで断食の必要性が今、話題となっています。断食によって内臓を休めることにより、消化器官が元気になってきます。栄養過多で老廃物が溜まり、肥満、高コレステロール、糖尿病(贅沢病ともいわれますね)などの生活習慣病を断食する事によって直す効果がでてきます。
良く宿便と騒がれますが、断食によって、内臓が本来の機能取り戻し、身体に悪いものを出そうと働くようになり、腸にへばりついた便を排出して健全な身体になっていきます。
さらに断食によって、体も軽くなり、抵抗力も増してきます。今までいつも絶え間なく入ってきた食べ物が、突然中止される事によって、体がビックリし、これは大変と自分を守ることに働く為、抵抗力も強まっていきます。
お腹がすいていないのに、習慣的に食べることがありませんか?ここで、自分の体の声を聞いて、素直に従う事をしてみましょう。
具合の悪さは断食で直す?
戦後の食料難の時代は、最低限の必要量しか取れなかったにもかかわらず、皆元気でよく動き、病院通いの人もあまりいませんでした。年を取った人も、元気に動き、ボケてしまう心配などの問題もあまりなかったようです。内臓が元気という事は、体中が活発に働き、精神状態も良好と考えられるからです。食糧難の時代が良いとはいえませんが、美味しいものがあふれている今、断食をして自分をコントロールすることが必要になってきていますね。
犬や猫は具合が悪いとき、静かに寝ていて、なにも食べません、水さえ飲まないで、心配なくらいじっとしています。何日かして急に元気になってくる、それが本能で生きている動物の姿なのです。人間も同じじゃないですか。何しろ食べなければ、栄養が足りないのではと思わないことです。体が必要と思えば、お腹がすいて、自然に食べたいものが決まってきます。食べたい時に食べるほうが、自然ですね。
断食の健康効果を述べてきましたが、半日断食、一日断食、3日断食と色々な方法がありますが、先ず、自分で出来る断食から始める事をお薦めします。一気に長い期間、断食を始める事は、リスクを伴うので、簡単な方法で、まずは自分に合った断食をして下さい。
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