甘酒の原料ともなる酒粕ですが、体にどんな効果があるかご存知ですか?普通の食材と違って使い道や効果はあまりよくわからないですよね。メディアで取り上げられることも少ないので、何となく「体に良いの?」というイメージだけだと思います。また、調理の際に注意することなど酒粕については知らないことも多いのではないでしょうか?日本の文化の近くにありながら、その魅力を知らないのはちょっともったいないですよね。
酒粕、甘酒の栄養とは?飲み方や料理活用方法
そこで今日は酒粕・甘酒の効果と調理法についてご紹介したいと思います。
毎日の酒粕・甘酒で新陳代謝を上げてダイエットに
酒粕には酵素が豊富に含まれています。この酵素が新陳代謝を上げ、脂肪を燃焼しやすくしてくれるのです。腹持ちもいいので、一食を甘酒に代えるだけで更に痩せやすくなります。冷え性の方や汗をかきにくい体質の方にもオススメですよ。また、代謝が上がるので肌トラブルにも効果的です。
胃腸が疲れているときの回復に酒粕料理を
食べ過ぎや飲み過ぎ、ストレスなどで胃腸が疲れていませんか?酒粕に含まれる酵素は胃や腸の働きを活発にしてくれる効果もあります。胃もたれや食欲不振が気になる時は酒粕を使ったお料理を食べるようにしましょう。
直接酒粕パックで乾燥防いでしっとり美肌
お酒はお肌に良いと評判ですよね。湯船に少し入れてお風呂に入るとツヤツヤでしっかり保湿もされています。これはもちろん酒粕も一緒で、酒粕と日本酒を2対1の割合で混ぜて洗顔後のお顔に5分パック。お酒の匂いがどうしても気になる方はヨーグルトでも大丈夫ですよ。冬など特に乾燥が気になる時は是非試してみてください。
女性に必須の葉酸もたっぷりな酒粕
貧血は切っても切れない悩みですよね。毎月の月経で心身ともに辛くなってしまうことも多いと思います。酒粕には葉酸が豊富に含まれているため、貧血予防はもちろん、妊娠中の方にはとても重要な栄養素となります。ですが妊娠中のお酒は良くないので、調理法には気をつけましょう。加熱調理したり、甘酒はノンアルコールのものを選んでください。
甘酒・酒粕で生活習慣病の予防
脂肪を燃焼しやすくさせてくれるため、中性脂肪やコレステロールの数値が下がります。また、高血圧にも効果があるので動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの予防にもなるのです。年齢と共に脂肪は落ちにくくなり、健康問題も気になってきます。健康診断の結果が気になる時は、酒粕を試してみてはいかがでしょうか?
酒粕のレジスタントプロテインで悪玉コレステロールが減る
レジスタントプロテインというものが、酒粕には含まれて居ます。これは人が消化しにくいたんぱく質のこと。通常のたんぱく質は体内で分解されて腸から吸収されるのですが、このレジスタントプロテインはそのまま対外へ排出されるので、余計な脂肪や悪いものを体外へ一緒に出してくれるそうです。身体のデトックスにもなるんですね。
甘酒を作り方や酒粕の調理法・注意点
世代を問わず必要な栄養素が詰まった酒粕ですが、調理の際に気をつけるべき点も知っておきたいですよね。
甘酒は子どもや妊婦はOK?小さなお子さんや妊娠中の方は米麹のタイプを
酒粕はもちろんアルコール分が含まれています。それを熱して出来る甘酒が妊婦さんや子どもにOKかどうかは、意見が色々分かれるところ。火を入れてアルコールを飛ばせば大丈夫という人も居ますし、全部飛ばないからNGという方もいます。念のため…ということであれば、妊婦さんやお酒が苦手な方が甘酒を飲むなら、米麹で作られたタイプ(甘酒には①酒粕と砂糖を煮詰めたもの、②米麹を煮詰めたものがあります。)を選びましょう。
アルコールをしっかり飛ばす
酒粕をお料理として使いたいときは、しっかりアルコールを飛ばしましょう。調理している間に飛んでしまうことがほとんどですが、80度以上で数分間の加熱が目安です。
酒粕料理はこげやすいので注意!弱火で加熱を
お肉やお魚の料理に使うことがあると思いますが、酒粕は非常に焦げやすいです。焦げてしまってはせっかくの旨味が台無しになってしまうので、酒粕はよく落としてから調理しましょう。また、強火だと表面だけ焦げてしまいますので、弱火・中火でじっくり料理することをおすすめします。
酒粕には美容はもちろん、いろんな健康効果があるのですね。酒粕についてあまり知らなかった方も、試してみたくなったのではないでしょうか。アルコールには充分注意し、美容と健康のためにも是非酒粕を使ってみてください。
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