発酵食品が体に良いと聞くけど、なぜ、発酵食品は体に良いの?と、感じている方は多いでしょう。
発酵食品は普段、私たちが口にする身近な食べ物でもたくさん種類があります。今回は、そのような体に良いとされる発酵食品についてまとめてみましたので紹介してみたいと思います。
発酵食品とは?菌の活性で健康な食事を!
発酵食品とは、主に微生物を利用して作られた食品のことです。
微生物?私、ムリ、ムリ、そんなの食べられないよ!…と、思った方は、ちょっと待ってください。
微生物というと体に害のあるものを想像する方も多いと思いますが、私たちが普段食べている発酵食品は体に良いものばかりです。
- ヨーグルト
- 納豆
- キムチ
- 味噌
などが、発酵食品の代表的な食べ物となります。
普段、皆さんが口にできる、ポピュラーな食材ばかりではないでしょうか?
この食品に含まれている微生物は、体内を綺麗にして健康状態を良好に保つのに役にたっています。これが、体に害のある微生物だと、当然、下痢や食中毒を起こすものとなるでしょう。基本的に上記で取り上げた発酵食品に含まれている、微生物は無害となっています。
無害どころか、発酵の過程で、味をまろやかにしたりしてくれるため、非常に人間にとっては嬉しい生き物となるのです。
菌が繁殖し発酵食品が出来るまで
発酵食品の作り方は、菌が繁殖できる環境を作ることが大事となります。
例えば、納豆には、納豆菌というものが含まれていますが、納豆菌を増やすには、40℃以上が適温だと言われています。作る過程で、40℃を下回ると上手く増えずに、逆に悪い菌を増殖させてしまうといった事態にもなるのです。
このように、良い菌を増やす環境を人間側が作ってあげることにより、体に良い菌が豊富に含まれた発酵食品が完成します。発酵食品は、体に良い菌がたくさん含まれた食べ物という形で覚えておくと、人にも説明しやすいでしょう。
納豆やヨーグルトなどの発酵食品は具体的にどのように体に良いの?
発酵食品に含まれている人間の味方の菌は、どのようにして私たちの体を綺麗にしてくれているのでしょうか?
一例として、納豆とヨーグルトで解説してみましょう。まず、納豆ですが、上記でも紹介したように、納豆菌が豊富に含まれています。
この納豆菌は、血液の流れをサラサラにしてくれる効果があります。血液がサラサラになるということは、体の隅々まで血が届くということになります。人間に必要な栄養素や酸素は、血液を通して吸収します。
すなわち、血液がドロドロで血の巡りが悪い方というのは、体全体に必要な栄養素が届かずに、冷え性であったり、足のむくみなどに悩まされることが多くなります。
また、血の巡りが良くなると代謝もアップします。代謝がアップすると、体の中にある不要な老廃物などを体外に排出させる力も強くなります。更には、脂肪も燃焼させやすい体を作るため、肥満気味の体型の方にもおすすめです。
ヨーグルトは主にビフィズス菌や乳酸菌が豊富に含まれています。
この、ビフィズス菌や乳酸菌は、ご存じの方も多いと思いますが、腸内環境を綺麗に保つ役割があります。
便秘解消などに効果があると言われている菌ですが、特にビフィズス菌に関しては、腸内のお巡りさん的な働きをしてくれ、腸の中に入ってきた体に害のある細菌などを退治してくれるなど、積極的に摂取したほうが良い菌のひとつです。
また、腸内の発がん物質を分解させる力もあり、ビフィズス菌を摂取しておけば腸内は安全と言われるぐらいの効果を発揮してくれます。
ヨーグルトを購入する時は、ビフィズス菌が豊富に含まれているものを見つけたほうが良いでしょう。
菌自体が存在することで、様々な健康効果、ダイエット効果、アンチエイジング効果が生まれる。というわけです。
発酵食品の食べ合わせも相乗効果を生む
代表的な発酵食品を紹介してみましたが、色々、体の面倒を見てくれるには頼もしい存在ですね。
発酵食品全般に言えることですが、免疫力をアップさせる効果もあり、風邪や病気をしない強い体を作りたい方にもおすすめとなっています。
また、身近な食べ物ばかりですから、手軽に摂取できるのも魅力的となります。
また、発酵食品同士の食べ合わせは非常に効果的であり、先ほどの納豆とキムチの組み合わせは、血液の血栓の詰まりを予防するなどの働きをしてくれますね。
また、ヨーグルトと納豆も整腸作用が高くなり非常におすすめです。
ぜひ、普段の食事の中で試してみてください。
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