体を支える大事な骨。この骨はタンパク質と、カルシウム、マグネシウム、リンなどのミネラルから出来ている組織で、絶えず変化をしているものです。
人間には206本の骨があり、体を支えるだけではなく、内臓などの臓器を守ったり、ミネラルを貯蔵したり、赤血球や白血球を生産するという役割りも果たしています。
骨の老化を防ぐためには、20歳までの栄養というのが非常に重要になってきます。これによって骨密度などがある程度決まってしまうのです。そこから骨密度は徐々に低下をしていきますが、その低下を防ぐ、また栄養をしっかり摂ることが、骨のアンチエイジングには重要なのです。
骨のアンチエイジングに良い食べ物
骨と作るといえばカルシウムを1番に思い浮かべるのではないでしょうか。カルシウムは骨にとって必須ですが、それだけでは骨の老化防止には不十分です。下記のような栄養素を取ることで、骨のアンチエイジングに役立たせましょう。
カルシウムの多い食べ物
やはり骨にとって1番重要なのはカルシウムです。カルシウムは骨を作るだけでなく、血液中にカルシウムが足りないときなどに骨から溶け出します。日本人は実はカルシウム不足の人が大半。意識的に摂取をしましょう。
乳製品(牛乳、ヨーグルト、プロセスチーズ、スキムミルク)、大豆(おから、木綿豆腐、納豆)、海草(わかめ、ひじき、昆布)、魚介類(わかさぎ、しらす、ししゃも、桜海老)、その他、小松菜、ゴマなどにカルシウムは多く含まれます。
カルシウムの吸収を助けるビタミンD
カルシウムを摂取したら、一緒にビタミンDも摂取しましょう。これはカルシウムの吸収を助けてくれる効果があります。ビタミンDは、しらす、いわし、鮭、にしん、さんま、ヒラメ、マグロのトロなどに多く含まれます。
カルシウムの沈着を手伝うビタミンK
カルシウムを吸収したあと、骨に沈着させる必要があります。このために必要なのがビタミンKです。ビタミンKは納豆、パセリ、紫蘇、モロヘイヤ、明日葉、春菊、小松菜、ほうれん草などに多く含まれています。
日本人に不足しがちなマグネシウム
マグネシウムはカルシウムと同様に骨をつくるビタミン。アーモンド、ゴマ、昆布、のり、ひじき、ワカメ、玄米などに置く含まれています。このマグネシウムはカルシウム同様に不足しがちな栄養素ですので、積極的に摂取しましょう。
骨を老化させる食べ物
せっかく骨に良い食べ物を摂取しても、骨を老化させる食べ物や、骨の栄養を排除する機能がある食べ物が多いと、せっかくの骨が強化されません。以下にあげるような食材は極力減らしましょう。
食べ過ぎると骨のカルシウムが減るリン
リンは、骨や歯をつくる大事な栄養素です。しかし、食品添加物などで知らず知らずのうちに過剰摂取していることが多いので、食べ過ぎていないかどうか、チェックしてみてください。自然に含まれるリンとしては、しらすやチーズ、いわし、卵の卵黄など健康に良いもの、またカルシウムを多く摂取できるものが多いので、それ以外の加工食品などを減らしましょう。
カップ麺、ハム、ソーセージ、ビーフジャーキー、ピーナツバター、ポップコーン、ベーキングパウダーを使った料理などに多く含まれるので要注意です。
カルシウムの吸収を妨げるアルコール
アルコールには、骨の栄養であるカルシウムんの吸収を妨げたり、骨を作る補助剤となるビタミンの量を減らしてしまいます。アルコールを摂取する際は飲みすぎは注意をしましょう。
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