肝臓は、人の体内の中で1番大きな臓器です。そしてこの最大の臓器では、毒素や細菌、病気の原因である抗原や抗体が取り除かれているという言わば体内の浄化装置。ありとあらゆる体にとって有害な物質は、ここ肝臓で処理されて体外に排出されます。
また、肝臓は大きな貯蔵庫でもあり、ビタミンやミネラルなどの栄養素、ブドウ糖を溜めているので、エネルギーを効率よく消費する、体を作るには欠かせない臓器。
このように肝臓は体にとってとても重要な役割りを果たす場所なので、肝臓が老化したり、病気になると、体中がその影響を受けるのです。肝臓を老けさせないことで元気な体を作りましょう。
肝臓のアンチエイジング
肝臓を若く保つためには、肝臓に負担をかけないこと、肝臓の栄養になる食べ物を摂取すること、そして肝臓の変わりに働く栄養を摂取することです。どのような食べ物を摂り、どのような食べ物を避けるべきなのか、確認していきましょう。
肝臓の栄養になる食べ物
肝臓の働きを促進したり、肝臓の栄養になる食べ物を紹介します。
タウリンを多く含む食べ物
タウリンとは、栄養ドリンクなどにも多く含まれている成分です。このタウリンはアミノ酸の一種で、肝臓の酵素を活発にする働きがあります。また、肝臓にたまった中性脂肪である肝脂肪を外に排除してくれる役割りもあるのです。→牡蠣、ホタテ、イカ、タコ、マグロ、カニ、あさりなどに多く含まれます。
アラニンを多く含む食べ物
二日酔いにはしじみ汁が効く!と昔から言われていますよね。これはアラニンというアミノ酸物質が多くふくまれているからです。アラニンは肝臓の再生に役立ち、またアルコールの分解などを助けます。→シジミ、アサリ、蟹、海苔、ホタテなどに多く含まれます。
フコダインを多く含む食べ物
フコダインとは、水溶性の食物繊維で、昆布などのぬるぬるの原因はこのフコダインにあります。このフコダイン体の毒素を取り除き体外に排出する役割りのほかに、肝臓の細胞自体を増やしてくれる効果があります。→もずく、めかぶ、昆布などに多く含まれます。
肝臓の代わりになる解毒作用のある食べ物
食べ物には、キレート効果と呼ばれる作用があります。これは、体内の毒素と結合して、一緒に体外に排出されるもんどです。このキレート効果が肝臓で特に働くものを紹介します。
タマネギ
血液サラサラ効果があるタマネギですが、このタマネギは肝臓の脂肪を押さえてくれる役割りなどもあり、さらに毒素を排出する作用があります。
キャベツ
キャベツに含まれるグルコシノレートという物質は、肝臓がに入るとその解毒作用を高めてくれる働きがあります。それだけでなくビタミンUが豊富なので肝臓の脂肪も燃焼してくれるという肝臓には欠かせない食べ物です。
セサミン
強力な抗酸化作用を持つのがセサミンです。このセサミンには活性酸素を除去するは働きがありますが、肝臓で特にその力を発禁します。
ブロッコリースプラウト
多くのスーパーで購入できるようになったブロッコリースプラウト。貝割れ大根のようなブロッコリーの新芽です。このブロッコリースプラウトに含まれるスルフォラファンは毒素の無毒化を行うもの。肝臓がいつもがんばっている作業を、一部負担してくれるので、肝臓に負担がかからないのです。
ニンニク
滋養強壮の薬としても使われているのがにんにく。このにんにくの臭いのもとになっているのがアリシンという物質です。このアリシンは強力な解毒作用があり、肝臓と共に体内の有害物質を除去してくれます。
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