デトックスとアンチエイジング。どちらも若く有りたい、健康でいたいと願う人にはお馴染みのキーワードかと思います。どちらも自分を高めてくれそうな雰囲気をもつ言葉ですが、より正しく、正確に言葉の意味を知っておくべきですので今回はそれぞれの意味とその関係性を簡単に解説してみたいと思います。
やはり生活習慣に深く関係してくる部分ですから、一読しておくだけでも違いが出てくるでしょう。
デトックスとはそもそも何か
デトックスとは体内に蓄積された老廃物や有害物質を体外に排出することをいいます。当然のことながら老廃物が体内に長い間蓄積されていると老化現象を引き起こします。また有害物質は細胞に損傷を与える活性酸素を体内で生成するといわれています。活性酸素は新しい細胞を作り、それを満たすことで若さを保つという体のサイクルを乱す要因となりかねません。
またアンチエイジングを心がけるうえで適度な運動は欠かすことができません。しかし有害物質が体内に蓄積すると疲労感ややる気の減退を招くことがあります。そのため運動から足が遠のき、老化が進んでしまうことがあるのです。
こうしたことを考慮すると確かにデトックスはアンチエイジングに欠かすことのできないものであるといえます。では具体的にどのような方法でデトックスを行えるのでしょうか?キーポイントは食べ物と腸の活性化です。
デトックスに効果的な食べ物とは
まずよく知られているものとして食物繊維を挙げることができます。食物繊維には有害物質であるダイオキシン類を吸着して排泄させる働きがあり、デトックスに効果的であるとされています。
食物繊維を多く含むものは野菜をはじめ海草、果物、そして豆類などで、これらを積極的に摂取することができます。中でもほうれん草などの青物に含まれているクロロフィルという成分は体の化学物質を排出させる効果があり、金属物質をはじめ有害物質をスムーズに体外に排出するのを助けます。
また野菜や果物は老廃物や有害物質を体外に排出する働きを有しているだけではなく、デトックスを行う体の器官を強化する働きをも有しています。たとえば肝臓は有害物質を解毒する器官の一つです。そして生のキャベツやブロッコリー、ニンジン、玉ねぎなどには肝臓の解毒作用を強化する働きがあります。また生野菜には肝臓の解毒を助ける硫黄成分が含まれているためにデトックスに欠かすことのできない食べ物です。
またビタミンCにも体内の有害物質を体外に排出するのを助ける働きがあります。そのためビタミンCが豊富に含まれる柑橘類を食べることはアンチエイジングに効果的です。しかしビタミンCは体内に取り入れることのできる摂取量が決っていますので、取り過ぎることがないように注意すべきです。
腸の働きを整えてデトックスを促進
当然のことながら食べたものや飲んだものは全て腸を通過して栄養やエネルギーへと換えられます。その後不要なものが体外に排出されるわけですが、腸の働きが活発でなければ老廃物や有害物質が容易に体内に蓄積されてしまいます。腸は想像以上に生活習慣の影響を受けています。
そのため規則正しい生活を送ることは必須です。定期的に決った時間に食事を取ることや水分補給を意識して行うことは腸の働きを活発化させるうえで効果的です。また適度な運動にも効果があるために、できるなら毎日少しの時間を取って運動することも必要です。
もともと腸がそれほど丈夫ではないという人もおられることでしょう。そのような人は消化酵素を摂取したり、プルーンを食べたりして腸の働きを活発化させることができます。
消化酵素は読んで字のごとく消化を助ける働きを有しています。またプルーンは水溶性食物繊維であるペクチンが豊富に含まれています。この成分は老廃物や有害物質を吸収し、排出する作用を持っています。
このように生活リズムや食べ物に少し気を使うだけでもデトックスが可能となり、老化を促しかねない物質を体外に排出して若さを保つことが可能となるのです。またコストもそれほどかからないために比較的行いやすいアンチエイジングであるといえます。それで一度生活習慣を見直してデトックスに効果的な食べ物を意識して食べるようにするなら、若さを保つことができるでしょう。
アンチエイジングに役立つ食べ物は別のページにまとめていますので、よろしければご覧ください。
→ アンチエイジング食べ物データベース
スポンサーリンク