人間のカラダで老化が進行すると、まず肌に現れます。
肌と言っても、服を着ている部位は、判断できませんが、特に顔は、如実に表れて、人と接する際に、注視してしまう部位でもあります。そして、初対面の場合、顔で年齢や、人柄を察知してしまうものです。
そんなことで、注意すべき点を踏まえて、顔に現れる老化現象を並べてみます。自分では気にならないかもしれまんが、他人は、こんなところに気になっているかもしれませんよ。
顔(肌)に現れる老化現象5選
1.しわ
顔にできるシワには、3種類があります。老化の進行によって、深いしわとなっていきます。肌は、断面で見ると、表皮、真皮、皮下繊維で構成されています。表皮と空気が触れる部分は、角質や水分・油分があって、水分が失われないようにバリア機能を取っています。
・小じわ
目や口の周りにできる細かなしわを指します。角質が乾燥することで、真皮の水分・油分を失ってしまったことで、細かなしわができます。
・表情じわ
顔で表情を作った時は、表情筋が収縮や拡張して、表情を表現します。表情を作ることをやめても、シワとして残ってしまい、真皮に固定化されてしまうことを指します。
・大じわ
顔の真皮には、ヒアルロン酸とコラーゲン繊維とエラスチンで構成されています。バランスよく構成されているものですが、年齢とともにコラーゲン繊維とエラスチンが減少してしまい、この不足した部分が、シワとして残って固定化されてしまいます。
2.たるみ、ハリがない
肌の弾力がなくなると、ハリがなくなります。顔には、表情筋と言われる筋肉が存在していますが、衰えることによって、皮膚を支えきれないことで、たるみが起きます。
3.しみ
肌に紫外線が照射されると、メラニン色素が作り出されます。人間の肌には、角質があり、直接の影響を受けにくくしています。しかし、角質を通過した紫外線は肌を黒くしていきます。いわゆる日焼けの状態です。通常であれば、数日~数週間で、元通りになりますが、もとに戻ることができないと、しみとして残ってしまします。
4.ほうれいせん
ほほの皮膚の脂肪が下がって、たるみが生じ、そのふちが、ほうれい線として目立つようになります。
5.肌荒れ
肌が、乾燥すると、角質を守るための水分・油分がなくなり、直接角質が空気と触れることになり、肌が荒れることになります。
肌の老化を防止するには?
1.睡眠時の姿勢
横向きでの睡眠は、片側に重力が偏るので、顔のたるみが起きやすいと言われています。たるみを防止するには、仰向けでの睡眠をお勧めします。
また、内蔵の位置などから体の右側を下にすると良い等の説もあります。
2.顔の保湿
顔の水分・油分は、適切に保つ必要があります。そのため、洗顔や、入浴で長時間、水に触れてしまうと、清潔を保つ上では大切ですが、水分・油分が失われてしまうことになりますので、適切にしておきましょう。洗顔クリームなどの保湿も大切ですが、塗りすぎると保湿のバランスが崩れので、注意してください。
3.顔の表情筋の運動
顔の表情筋は、同じ表情をしてばかりいると、シワとして固定化されてしまうので、普段使っていないような表情筋の運動を行ってください。
4.半開きの口を閉じる
スマホやパソコンを使用している時など、半開きの口になっていませんか?口が開いていると、顔のたるみやほうれい線の進行が早くなります。そのため、半開きの口は、閉じておいた方がいいようです。
5.食事は、バランスよく左右で噛む
片方で食事をすると、片側は、引き締まり、もう片側は、たるんでしまうことがあるので、バランスよく食事をしましょう。
6.頬杖をつく
頬杖をつくと、顔の筋肉に圧力がかかり、頬杖をやめると、顔の筋肉に圧力なくなります。この動作が、たるみを生み老化が進行しやすいともいわれています。
7.ビタミンC食品を摂る
ビタミンCは、抗酸化作用が期待できるので、カラダで老化を進行する活性酸素の除去にも役立ちますので、摂取しましょう。
肌の老化は、他人から見ると気になることがあります。歳相当の老化ならば、致し方ないと言えますが、年齢よりも肌の老化が進行していると、初対面の印象も今一つです。
肌の老化は、即効性で進むものではありませんが、進行してしまってから対策を練っても解決できない状況かもしれません。そのため、日々の生活で老化防止を心掛けてみてください。
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